表参道通信

  • 2000.11.24

    表参道通信その36 今、会社がダイナミック

    表参道通信

     この表参道通信の更新がちょっと途絶えました。
    まず、その言い訳をさせていただきますと、忙しかったんです。おかげさまで。今年に入って会社の登記が増えました。

     今まで会社の登記というのは会社設立の登記をして、株式会社であれば1年目に役員変更、そして2年毎の役員変更と長いお付き合いにはなりますが、それほど密度の濃いものではありませんでした。それが今、設立、役員変更、増資、ストックオプション、ワラント債発行や、本店移転等々、なんでもありの状態です。ここ渋谷区がいわゆるビットバレーと呼ばれ、インターネット関係の会社が多数集まっているし、起業を目指す人も多くなってきたし、それに投資したい人もいるし、と会社がダイナミックに動いています。

     このホームページを立ち上げた1996年頃にはインターネットやホームページ、メールの話をしても、どうも話が通らない雰囲気でした。ホームページをコピーして配ったりしましたが、突拍子もない質問をされることも多く、話題作りにもならない状態でした。それが、去年あたりからこのホームページに対する反響が急に増えたような感じがしてきていました。名刺にホームページやメールのアドレスが入っているのが普通になってきました。テレビCMや電車の吊公告にもいわゆるドットコム会社のものが増えました。

    そして渋谷のインターネット関連企業の集積、大企業崩壊による起業の増加、銀行が融資を抑制しているのに対して、会社側の資金調達方法が変わってきたこと。そういう個々の事実を見ていて、インターネット関連企業やその他の会社や企業家の「何か」が変わってきていることの予感がしていました。

    それで渋谷の「ビットバレー」に出席したり(あの六本木ベルファーレで、2000人以上の出席者と一緒に孫正義氏を迎えたあの場所にもいたんですよ。)東証マザーズ主催の、会社を店頭公開したい人向けのセミナーに出席したりもしていました。どれもすごい熱気で、今までにない「何か」が始まりそうな気配がますますしていました。

     それが現実になって、今、会社が動いています。会社が動くと登記の申請があります。そのダイナミックな動きに法律もついていけなくなり、会社法の改正も今までになく頻繁に行われそうです。勉強しなければならないことがたくさんあります。2年で店頭公開なんて今までは考えられなかったことで、まるでワンダーランドです。実に面白くなってきています。

     好きなこと、面白いことを最優先にしている私としては、だからこの「表参道通信」も放りっぱなしになりました。いつも楽しみにしてくださっている皆さん!
    ごめんなさい。

  • 2000.07.19

    表参道通信その35 『「捨てる!」技術』を読んで捨てたもの

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     本を買う時は、巷で評判になっている物、ベストセラーになっている物、どこかの書評で紹介されたもの、又は昔から好きだった作家の書いたものの中から選ぶようにしている。ひとたび、つまらない本を買ってしまった時の文章の読み難さ、読み難いながらも読み進める苦痛、苦痛だからいつまでも読まないで鞄の中に入っている重たさ。そんな三重苦のために払ってしまった本の代金。アッという間の四重苦。

     どこで読んだのか分からないけれど、『「捨てる!」技術』という本の書評は、そのタイトルの付け方か良くて売れていると書いてあった。もったいないと思う気持に逆行する「捨てる」という言葉をそのまま使って、捨てる!と言い切る勇気、「!」をつけて強調し、そのうえ「 」まで付ける。捨て方とか方法とかいわずに「技術」と言ってしまう。新書であるにも関わらず売れている。タイトルの勝利である、と。

     本屋では売れている本らしく目立つ所に平積みにされ、白い表紙に黒字のそのタイトルが強烈に目に入って来た。「アーこれがあのどこかで紹介されていたあの本か。」と思わず手にとってみて、読んでみるとタイトル通り捨てる技術について書いてある。新書で薄くて、通勤に読むには良さそうと買ってみた。

     確かにどこかの書評で紹介されていた通り、タイトルの勝利のようだ。『技術』と言っても、要するに「考え方を変えて捨てよう」ということだ。それを、色々な物、たとえば本、洋服、記念品、家具等で心持ちは違ってくるけれど結局は捨てた方が生活は快適だということ。最初から最後まで捨てることについて書いてある。タイトルを裏切らない。新しい所では、捨てた後、万が一資料として必要になっても、本等はインターネットで探せばなんとかなるとか、捨てるのに忍びなけれがインターネットオークションを利用しようとか今時の方法も提示されていること。

     ただ、この本の効果は抜群で、読んでいる間中、物を捨てたくてうずうずしてしまった。通勤の電車3往復くらいで読んでしまったが、その間、捨てられなかったTシャツやパジャマ、気に入ってよく着ていたスーツだけど、染みが付いていて着られなくなったもの、台所に下にいつか使うだろうと思って取っておいた密閉式のビン、増えすぎたポロシャツ、雑誌、底にすこーし残ったまま放ってあった化粧品等思いきり良く捨てることが出来た。

     何と言っても一番すごい効果は、車内で読み終わった『「捨てる!」技術』を降りた駅のごみ箱にためらいなくすぐ捨ててしまったこと。だから、この本の出版社や著者はもう分かりません。知りたい方はネット上の本屋さんで検索をどうぞ!

  • 2000.06.06

    表参道通信その34 夫婦と不動産

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     夫婦は家族の最小単位であり、社会的にも経済的にも一つの単位として機能しているところがあります。私の国民健康保険料は紛れもなく私が私の収入から支払っているにも関わらず、領収のお知らせや滞納した場合の督促状はすべて世帯主の夫名義できます。私が支払っているにも関わらず、また、支払いを忘れたりするにも関わらず、まるでこの世に浅野みゆきが存在しないような取り扱いです。役所に一度文句を言ったことがありましたが、「そういう取り扱い。」で終わりました。

     戸籍も夫婦単位。結婚すると新婚夫婦単位で戸籍が新たに作られます。だからといって法人格も夫婦単位かというとそういうことは決してありません。依頼人の方が不動産を夫婦共有で購入するような場合、所有権移転の委任状に署名捺印をお願いしますが、夫がまず住所、氏名を書きその隣に妻が添え書きのように自分の氏名だけを書く方がたまにいらっしゃいます。が、これでは委任状として使えません。登記手続き上、個人は住所、氏名で特定されます。同姓同名の場合は生年月日まで書いて特定します。「どこどこに住むだれだれ」が大事であって、妻も夫も関係ありません。同じ住所であっても、夫の住所を書き氏名を書き、そしてその隣に新たに妻の住所を書き氏名を書いてもらいます。もちろん、妻の住所氏名を先に書いても一向に構いません。

     夫婦共有の不動産を売却する場合、夫や妻が1人で事務所にいらして、いらしていない夫や妻の権利証や印鑑や印鑑証明書を持ってきて手続きの依頼をされることがあります。この場合、司法書士としてはその場にいらっしゃらない夫や妻に連絡を取り、確実にその売却の意思の確認を取る必要があります。夫婦であってもその共有名義の不動産を一方の同意無しには処分できないことは当然です。また、不動産の売却に付いて同意があるにしても、やむをえず夫や妻が事務所に来られないので1人でいらしたというような場合でも確認を取ります。夫や妻は一方の権利証や印鑑証明書や実印を勝手に持ち出せる立場にあり、それらを持ってきているからといってそれだけでは一方の配偶者の同意があるのかわからないからです。

     また、夫名義の不動産を売却する手続きに妻が代理でいらした場合や、その逆で妻名義の不動産の売却を夫が代理する場合も同じです。登記の名義人である夫や妻に必ず確認を取ります。

     たまに、「私は妻なんですよ。」とか「私は夫なんですよ。疑うんですか?」とおっしゃって怒り出す方がいらっしゃいます。そういう場合は「今、ここにいらっしゃらない登記の名義人の権利の保護のためなんですよ。逆の場合を考えてみてください。勝手に、自分名義の不動産を権利証や印鑑や印鑑証明書を持ち出されて処分されたら困りませんか?」と聞いてみます。それで納得する方もいらっしゃいますが、そうでない方もたまにいて、そういう方は夫婦がよほど信頼されているのか、そうでなければ夫婦単位でしか物事を考えられなくなっているのでしょう。法律上は自分の名義の不動産は自由に処分ができますが、自分以外の名義の不動産はその名義人でなければ処分できないということです。それは夫婦であっても同じです。

     ですから、夫名義の不動産はそれが夫婦で住んでいる自宅であっても妻の同意無しに売却できるし、抵当に入れることも可能ということです。以前、某カード会社の依頼でカードでの借り入れが滞っている債務者の自宅を担保に取る手続きをしようとしたことがありました。その自宅は夫婦共有名義で、夫である債務者の同意はもちろん得られたのですが、妻の同意が得られず登記申請を断念したことがあります。妻にとっては、持分を持っていたから知らないうちに自宅を抵当に取られるのを阻止できましたし、夫にとっては妻にも持分があったばかりに勝手に自宅を抵当に入れるということが出来なかったということになりました。「奥さんの同意が必要です。」と申し上げた時の債務者である夫の困惑しきった顔が今も思い出されます。自宅を担保に入れるのに妻の同意がいるなど到底思ってもいなかったのか、妻に内緒で事を運ぼうという腹積もりだったのでしょう。

     幸せいっぱいの結婚間近の婚約者同志が共有で不動産を購入する場合は、見ていて微笑ましい反面、おせっかいながら心配にもなります。なぜなら一方で離婚による財産分与の依頼も多いからです。ただでさえ、離婚というエネルギーが非常にかかる人生の清算の場で、不動産という大きな財産はその清算処理だけで新たな問題が生じることになります。

     以前のように不動産の価格が右肩上がりに上昇していた時代は、万が一離婚ということになっても、その不動産を売却すれば購入価格よりも値上がりしているので、売却代金で購入時に付けたローンも返済し、そのうえ、残った現金を分けるという事が出来ました。それが今では購入時より売却時の価格が安くなっているのが普通です。そうすると、売却してもローンだけが残ることになります。それを誰が引き受けるのか、問題になります。また、若い二人の場合はそれぞれの実家から頭金を出してもらっていたりします。お金を出せば口を出すのは当然で、そうすると両家の面子、しがらみ、プライドが絡んでますます話はこじれます。

     結婚後四年以内の離婚が結構多いということも聞きます。幸せそうなカップルを目の前にして「しばらく賃貸住宅にでも住んで、二人の生活習慣や好みが充分分かってから、それに合う不動産を買った方が良いのでは。」と、思ったりします。

  • 2000.02.14

    表参道通信その33 気分はミーハー

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     またまた、キムタクを見ました。あのキムタクです。毎週日曜日夜9時からの連続ドラマ「ビューティフルライフ」の撮影です。2月5日のまだ人の少ない土曜日の午前中です。場所は表参道。キムタクは例の青いバイクに乗って表参道を何度も走っていました。 「ビューティフルライフ」は青山にある美容院に勤める美容師と車椅子の図書館司書の恋愛ドラマです。毎週その時間はテレビにかぶりつきです。

     実は去年の暮れにも、表参道に新しく出来たアニヴェルセル表参道の前で撮影をしていました。仕事の途中で食事に出たら、アニヴェルセル表参道の前は、通行制限がされていました。しょっちゅうそういうことがあるので「なーに、また撮影?どうして止まって待っていなきゃなんないのよ。」と空腹時は特に人格的に険悪になる私。ただ黙って立っているのも悔しいので、撮影スタッフがぐるり囲んで見つめているテレビモニターをその後ろから覗き込んだりしていました。モニターを見ても男性が2人話し込んでいるような様子が映っているだけで、誰を撮影しているのか分かりません。

     そうこうしているうちに、「カーット!」になって、通行止め解除です。「 ったく。」と思いつつ、他の人達と一緒に歩きはじめると、どこかで見たことのある役者さん。「えーっと、誰だっけ。」と思いつつその顔をまじまじと見上げながらその人とすれ違い、ふと視線を落として道端を見ると、あの、あのキムタクが街路樹の欅の下のフェンスに座っているではないですか!

     「キ、キ、キムタクだ!」やっと会えた。やっと会えました。「ぷっすま」で青山ダイヤモンドホールの前で道行く女の子にクイズを出すキムタクを見た時、タモリの番組でアニヴェルセル表参道の一階のオープンカフェでタモリとぼんやりお茶を飲んでいるキムタクを見た時、「スマスマ」で白いウエアで自転車に乗り、表参道を明 治通りを超え青山方向へ疾走するキムタクを見た時、どうして、どうして私はその時その場所に居合わせなかったんだろうと心底悔しい思いをしていました。それがそれが目の前にキムタクです。座っています。笑っています。

     「立ち止まらないで下さい、立ち止まらないで下さい。」という交通整理係のスタッフの声に追い立てられます。立ち止まりません。ただ、キムタクの前を通り過ぎたらくるりと向きを変え、またもう一度キムタクの前を通りました。目はもちろんキムタクに釘付けです。「あ、笑っている。私に笑いかけてる……」としか思えない。

     テレビで見て思っていたより実物は小さかったり、ものすごく痩せていたり、顔色が悪かったりで結構貧弱な印象を受ける芸能人が多い中で、キムタクは思っていたよりがっしりとしていました。ジーンズにフリースであのくしゃくしゃの髪で、撮影用 のメイクもしていないようでした。

     ここ表参道周辺ではどんなに有名な人がいても「アラ、また撮影?有名人なんか見慣れてるわよ。」という風にしているのがお約束です。だから、そんなに人だかりにならないし、サインを求める人も、写真を撮る人も居ません。でもキムタクに限ってはそんなお約束なんかしていられません。今度は写真くらいは撮りたいものです。キムタクの生写真!

  • 1999.12.25

    表参道通信その31 合同忘年クリスマス会

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     今年は陸に上がって、赤坂のホテルのレストランを貸し切ってのパーティーでした。会場は 赤坂陽光ホテル レストラン ブリランテ (東京都港区赤坂6-14-12)

    司法書士 山口事務所一同
    公認会計士 金子事務所一同
    フルハウスインターナショナル一同
    みゆき司法書士事務所一同
    弁護士 古田
    税理士 土井
    税理士 大澤
    税理士 山波
    公認会計士 粕谷
    土地家屋調査士 田中
    社会保険労務士 朴
    社会保険労務士 伊藤
    行政書士 中村
    P&I保険 番
    エスピーネットワーク 曽我
    以上25名(敬称略)

    1. 恒例により準長老からの乾杯の挨拶
    2. 自己紹介(持参したミレニアムカレンダーの紹介と2000年の抱負)
    3. ゲーム
      (1) 還付はあるか?お宝を運ぼう!会計事務所所員ゲーム
      (2) 命より大切。権利証運搬 司法書士事務所補助者ゲーム
      (3) 総取りコインゲーム
      手始め10円コース
      気合いを入れて 100円コース
      ちょー本気!500円コース
    4. カラオケその他
    5. ミレニアムカレンダー交換会
    6. キャンドルサービス
    7. 恒例により長老からの挨拶
    8. 解 散

     広いレストランを25名で貸し切りましたので、体を使って思いっきりゲームをしました。

     『還付はあるか?お宝を運ぼう!会計事務所所員ゲーム』は二組に別れ、くわえた割り箸の先にプレゼントをぶら下げ、一周してきたら割り箸をくわえて待っている次の人に手を使わずに渡し、次々とプレゼントを箸の先にぶら下げて一周してきて、先に全員が早く終わった方が勝ちというゲーム。
    思いがけず口にくわえた割り箸はぶるぶる震え、うまく渡せない。割り箸の先にぶら下げて歩くとすぐプレゼントは落ちてしまう。で、プレセントは口元近くに引き寄せ、次の人と思いっきり顔を近づけて箸から箸へプレゼントを渡すのが最善策かも、というテクニカル論議に花が咲きました。

     『命より大切。権利証運搬 司法書士事務所補助者ゲーム』は二人一組になり権利証をお互いの顔の間に挟んで運ぶゲーム。スーツ姿の男性が二人、顔を寄せ合い肩を組んで権利証を運びます。権利証は木村拓哉名義、藤原紀香名義のものを本物そっくりに作りました。

     『総取りコインゲーム』はいつも一番盛り上がります。10円コースの勝者は25人分で250円の賞金。100円コースは2500円の賞金。500円コースでは500円×25人でナント! 12,500円を一人で総取りです。

     ミレニアムカレンダーはブラジルから送られてきたもの、華麗なオードリヘップバーンのもの、ディズニーのもの、持ち帰り重視の小さな物、おしゃれな食材、日本の風景や、手作りのカレンダーや奥さんが選んでくれたというもの等それぞれ個性が出ていました。みんな一つずつ持ち帰って今ごろお部屋を飾っている事でしょう。

     最後はろうそくを1本ずつ持ち、キャンドルサービス。全員輪になって「聖夜」を歌いました。カラオケではなく、全員でしみじみと歌うのもなかなか良いものです。最後にろうそくで乾杯をして解散。

     初めての人も、古い仲間もみんなで飲み、食べ、ゲームをし、歌を歌いました。1999年の忘年クリスマス会をこの仲間で過ごせた事を感謝します。