表参道通信その42 大阪旅行

表参道通信

 久々の「事務所合同旅行」は、山口司法書士事務所の山口さんと北新宿行政事務所の朴さんとみゆき司法書士事務所の私とで新宿のイタリアンレストランで食事をしている時のほんの思いつきで始まりました。

最初は韓国に行って、『垢すり、焼肉三昧プラン』で盛り上がっていたのですが、朴さんの子供がまだ小さいので2泊は無理との事から、じゃ大阪! USJユニバーサルスタジオジャパン。御堂筋で「雨の御堂筋」を歌う。「こーぬかー♪雨降るー♪みぃーどーおぉーすーじー♪ ゥじゃんじゃん」と、欧陽菲菲の歌まで頭の中でリフレイン。「せっかくだから事務所のみんなで行っちゃおうかー。」と、話はどんどん大きくなり、日程は11月の3連休。1泊2日で最終日は休養。幹事は山口事務所。と、決定。「どこに行きたい?」といわれても、大阪未体験の私は通天閣しか知らず「通天閣。」と希望を述べて、あとは幹事の山口事務所に全面的にお任せしているうちに、あっと言う間に11月が来て、大阪旅行となりました。

 誰とは言わないが、雨女が3人もいるのに当日は最高の行楽日和。新幹線から綺麗な富士山を眺めて、そのあとは翌日のUSJの作戦会議。ものすごい人手が予想されるので、開園8時の1時間前には並ぶと主張する私に、「えー、そんなに早く行かないとだめですかー。」とぶちぶち言いつつ、誰も表立って反論は出来ない。まっ、ボスの威厳。
ワイワイ言っているうちに、新幹線は新大阪に着き、そのまま梅田のホテルへ。新大阪の駅も梅田の地下街も、ものすごい人、人、人。大都会東京から来て、「人酔いしそう。」東京で揉まれている筈がすっかり弱気。

 ホテルにチェックインした後、早速昼食を食べに梅田スカイビルのお好み焼き屋「きじ」へ。有名店らしく既に入り口には10人位の行列が出来ている。お店の戸が開いた隙に中を覗いてみると、小さなお店。カウンターとテーブルが4つ。おいしそうなソースの匂いに包まれながら待つこと1時間。やっと、5人と4人に分かれてテーブルに座ることが出来ました。お店の人のお奨めで、色々な種類のお好み焼きと焼きうどんを焼いてもらって、みんなで分けることに。鉄板に乗せられた何枚ものお好み焼きを自分の前に来たのにそれぞれ取り掛かり、へらで人数分に分けます。ガッガッガッと一心不乱に声も無く切り、それぞれの皿に分けていきます。誰が指揮したのでもなく、実に統制が取れた合理的な行動。いきわたったところで、一切れずつになったいろいろな種類のお好み焼きに箸で喰らいつきます。「お、お、おいしー!」じゃがいもの乗ったの。餅が入ったの。どれもおいしい。ビールも進む。
一息ついたところで第2弾のお好み焼き。それも次々と人数分に切り分け、皿に分け、食べる。「まいうー。」1時間も待ったのに、あっという間に食べてしまって、追加の焼きそばも頼み、それも食べて終了。

 次はそのお店に入っているビルの空中庭園展望台に登りました。そのビルは2本になっていて、その間に、1階から35階まであるシースルーエレベーターが1本あります。それに乗り、その後は2本のビルの間を斜めに渡るシースルーエスカレーターで39階まで上がり、その後エスカレーターで屋上へ。2本のビルを渡るシースルーエスカレーターは考えてみればエスカレーターの下は何も無く、足元もシースルーにしてくれたら良かったのにとも思いましたが、高い所が苦手な人には耐えられないらしい。
屋上空中庭園展望台からは暮れ行く夕陽に映える大阪が眺められました。淀川がアクセントになってすばらしい光景でした。

 

 大阪城は環状線の電車の中から眺め、次は希望がかなって「通天閣」です。新世界の看板の向こうに「通天閣」はそのネオンがくっきりと闇夜に浮き上がっていました。通天閣までの途中のお店は、入ってみたかった串焼きの立ち食いのお店。でも、お昼のお好み焼きが未消化で諦めました。通天閣に登るエレベーターも行列。大阪はいつに無く大阪以外から来た観光客で溢れかえっているようです。楽しみにしていた大阪弁がちっとも聞けません。

おばちゃんにこてこての大阪弁で捲くし立てられながら、背中をバンバン叩かれる、そんな光景を思い描いていました。派手目なファッションのおねえさんたちが、ぞろぞろ歩いているものと思っていました。なんとなんと初めて行った大阪はいたって普通。電車から眺める風景は普通の都会の風景。それでも新世界あたりはレトロで派手な看板があって浅草のような雰囲気。

 通天閣の展望台に登るのは諦めて、次は、「道頓堀」です。お目当ては「ナンパ橋」と「グリコの看板」グリコの看板があんなに電飾だとは思いませんでした。ものすごい人手に迷子になる者も出て、早速携帯で連絡を取り合って「かに道楽」の蟹の看板前で待ち合わせです。食い倒れのお人形の前で写真を撮るのは観光客のお約束のようで、人形前の場所取りにも一苦労です。結局、あの人形は何なのか良く分かりません。あんなに一杯いた写真を撮った観光客があのお店に入っていくわけでもなさそうだし・・。

次は東京から予約していった鯨料理のお店。「徳屋」。くじら関連グッズがあれば9パーセント引いてくれるとかで、額や頬に鯨のシールを張って入店です。
食べたのは「はりはり鍋」。鯨とミズナの鍋です。初めて食べたミズナは、しゃきしゃきしておいしい。うちの事務所に以前補助者でいて、司法書士試験に合格して今は大阪で開業している東田さんと、その友人で上京の折には原宿で一緒に飲んだことのある司法書士の松田さんも来てくれました。俗称、山口事務所の大阪支部長も入って総勢12名。鍋が3つ並び、それぞれ構成メンバーによって違う様相を示します。飲むのが主体で、なかなか減らない鍋、具を入れた瞬間に無くる鍋、お餅が溶けてどろどろの鍋。

 次は「ベティのマヨネーズ」。綺麗なオネエサマ達のお店です。私たちのテーブルに付いてくれたのは黒くて真っ直ぐなロングヘアーの色白の女の子?真っ白な細い腕で水割りやウーロン茶を注いでくれます。さすがにちょっと声が低いけど、たよやかな美人。写真撮影にも気楽に付き合ってくれます。ここも超満員で、さすが大阪、椅子を入れて通路にまでお客を入れてしまいます。熱気むんむんでショーに突入。綺麗なおっぱいと綺麗なお尻を惜しげも無く披露して、でもちょっと表情が固いのがご愛嬌。その分、ベティママが大ハッスルです。ひとり太鼓腹のあんこちゃんのショーが最高!最後にずるっと剥いたかつらの下がつるつるだったのに唖然。

終電間際まで楽しんで、翌朝は6時45分にホテル1階のレストランに集合し、朝食後USJへ。8時の開園直後くらいには入場。

 最初に、ねらっていた「ジュラシック・パーク・ザ・ライト」へ。みんな眠そうなぼんやりした顔で、買った合羽を着込み行列に並びます。待つこと40分くらい。ボートに乗り込み、いざジュラシックパーク、恐竜の天国へ。恐竜に追い立てられて25.9mの高さからまっ逆さまに飛び込みます。合羽のフードが後ろに飛んで水浸し。

 次に入った「ウォーターワールド」でも水浸し。「バックドラフト」では大火災にあい、「スヌーピーカフェ」では黄色いスクールバスの形をしたランチボックスを全員で買ってランチ。このランチボックスは良いお土産になりました。「アニマルアクターズステージ」や「ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロール・ショー」など、比較的空いているショーを織り交ぜながら最後は「ターミネーター2:3D」へ。ここは並んでいる途中何度もめげそうになるくらいの混みよう。でも、入り口の近くになるに連れてアトラクションへのさりげない導入が始まり、ターミネーターが大好きな私は気持ちが盛り上がっていきます。綾小路麗香嬢の案内でサイバー社を社内見学です。3Dのシュワルツネッガーと実物のシュワルツネッガー似の役者と入り混じり、急激冷却されたロボットが破壊されるシーンでは実際に水しぶきが飛び、爆発シーンでは座っている椅子が落ち、すごい迫力です。ターミネーター1も2も真剣に見ていた私としては、ターミネーター3のようで、たまらないアトラクションでした。何時間も並んだかいがありました。

 会場を出るともう日が落ちて、真っ暗になったUSJはクリスマスイルミネーション。解散してそれぞれお土産を買いに走ります。私は楽しみにしていたスヌーピーショップに行ったのですが、入場制限をしていて断念。ショップの外で私のMの字と主人のTの字をかたどったスヌーピーのキーホルダーをなんとかゲットしました。

大阪駅で地元大阪のメンバーと別れ、新大阪へ。お弁当とビールとたこ焼きを買い新幹線に乗り込み、食べて飲んで寝てしまいました。

1泊2日とは思えない密度のこーい旅行でした。楽しかった!