表参道通信その19 結婚の夢と現実

表参道通信

「えー、ほんと。良かったねー。おめでとう。」と言ったのは男性。

「え?どうして?」と言ったのは女性。

私が結婚するという話で、概して男性は本当に喜んでくれるようで、特に独身男性は「ちきしょー。いいなー。」とまで言ってしまう。「ごはん作ったりしてるの。」「もちろん。」などという事になると、どうも自分の夢や希望が現われているようで。

それに対して、概して女性は「わざわざ、結婚なんてしなくていいじゃない。」という反応。「良く決心したわね。」と。特に専業主婦の友人達は「仕事を持って、収入があって、自由で、何を好き好んで...。」と、いう事になってしまう。

反応が男性と女性であまりにも違うのに驚きました。

結婚に夢を持っているのは男性で、現実を見据えているのは女性のようです。そしてその現実がけっこう厳しいらしいです。

結婚した後の家事負担や、結婚した事による不自由さを憂えて結婚したがらない女性と、いまだに結婚したら、ご飯作ってもらって、洗濯してもらって、掃除してもらって、やってもらう事ばかり考えてるらしい男性と。こんなに男女の意識が違ってしまえば、周りに独身が多いのもうなづけます。

純白のウエディングドレスや、ブーケや、キャンドルやそんな結婚式当日だけの夢には騙されなくなってきてるんですね。女性達は。