• 1998.01.23

    表参道通信その17 長野オリンピック聖火リレーが表参道に来た!

    表参道通信

     

    1月19日長野オリンピック聖火リレーが表参道を走りました。コカコーラがスポンサーらしく2、3日前から表参道は缶コーヒーのジョージアの旗がはためき、当日は走行ルートの地図とGEORGIAとロゴの入ったバッチが配られました。日本全国ジョージアだったのか、ファンタやコーラの所もあったのでしょうか。それぞれのバッチを集めるのも面白いかもしれません。

    通過予定時間の15分前くらいからたくさんの小学生が表参道に集まりました。手に手に白い画用紙で作ったような旗を持っています。絵くらい描いてもいいんじゃないのかな、と思ったら、風のせいか、角度が悪かったのか、表側はやっぱりあのGEORGIAのロゴの入った青い旗でした。

    ランナー走行を告げる予告車が走り、先導車が走り、しばらくして一際体が大きい長島一茂氏がトーチをもって伴走者と伴に走ってきました。誰もが「火が消えるんじゃないか、大丈夫か?」とはらはらと見守りました。性能が今一つのトーチも、周りの人間の気持を一つにする思いがけない効用があるようです。

    ちょうど目の前が聖火をバトンタッチする中継地点で、長島一茂氏から次の走者に聖火が渡されました。歓声が一際高くなります。元々、キャンドルやキャンプファイヤーに弱く、たくさんの人間が何かを成し遂げる事にむやみに感激してしまう私の目は、それだけでうるうるしています。

     次の走者に聖火が渡された途端に、マスコミが長島一茂氏を囲み、その周りを一般の人達が囲みました。こんなにたくさんの人が集まったのは、長島氏が走るからだったらしく、次の走行地点からは人が随分減っているようです。そういう私も、銀行に行く事にかこつけて、わざわざこの時間に事務所を出てきたのは長島氏を見る為で、単なるミーハーです。

     明日から、「長島一茂を見た!」と、「長野オリンピック聖火リレーを見た!」を、相手によって使い分け、自慢しちゃうつもりです。