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1997.08.20
表参道通信その14 香港
1997年7月1日香港が中国に返還されました。
返還の儀式の様子をテレビで見ていましたが、警察と軍隊が中国になるというのが印象的でした。統治するという事は、警察と軍が入る事である、という事が平和ぼけした目には実に新鮮でした。「返還ってそういそういう事なんだ。」と、整然と且つ威圧的に行進する軍隊を見て思いました。8月のお盆休みに思いがけなく香港行きのチケットが取れて、行ってきました。
返還後の香港は、本当に何も変わっていないようでした。でも、確実に日本人旅行者が減っているようです。帰りのバスの中で、アンケートを取っていた添乗員さんが言っていました。「去年はこんな事をしている暇はなかった。」と。ペニンシュラホテルのショッピングアーケードも前に行ったほどの混雑は見られませんでした。アンケートを取って、もっと楽しい企画を考えてくれるかもしれませんが、お買物旅行の香港では、円がもっと強くならなければ日本人観光客は戻ってこないでしょう。