おいしい話2
倉渕弁護士が案内する浅草のうまい店

大学の先輩の岩手の高橋さんが上京するというので、久しぶりに集まりました。浅草ビューホテルのロビーに集合という事で、行ってみると、倉渕さんは何やら赤鉛筆でチェックの入ったホテル近辺の地図を持ち、いつになくハッスルしています。
はとバスのガイドの旗よろしく地図を持った、倉渕ガイドさん率いる浅草うまいものツアーの始まりです。


1軒め どぜうの飯田屋
TEL 03-3843-0881

これぞ浅草というような渋い作りの2階建てのお店。靴を預けて、下足札をもらい2階へ。板間には、おじさん達が何やらちっちゃくて薄い鍋を囲んでいる。
ビール2本と、丸いどぜうと開いたどぜうを1人前ずつミックスにした鍋を注文する。
「ここは、卵焼きもうまいんだよねー。」と、言いつつ倉渕ガイドはそれを全然注文する気が無い。すっかりお腹が空いてる私は、「あ、卵焼き食べたい、食べたい。あれでしょ、あれ。」と、はしたなくも他の客の所にきたものを指差すのに、それでもいっこうに注文してくれる様子が無い。

1杯めのビールを全員であおっている内に、薄くてちっちゃい鍋に右側が丸いどぜう、左側に開いたどぜうがのってきた。ねぎを大量にのせて食べる。ちょっと臭いけど、ゴボウとねぎがうまい。
アッという間に食べてしまって、お腹いっぱいにならないぞ、と思っていると「ここは、これまで。」と、倉渕ガイドの号令が入る。
「こ、これは前菜ですよね?」と、思わず確認してしまう。
「そ、次 行こ。次。」私の不安そうな顔など気にもせず、もう倉渕ガイドは次の店の案内に立っている。


2軒め 浅草おでん 大多福

東京都台東区千束1―6―2
TEL03-3871-2521

かなり有名なおでんやさんらしい。中を覗くと、4人、既に待っている。後から来た人は常連らしく、「もっと奥にも、待ってるから。お店の人に名前言った?」
「言っとかないとだめだよ。」と、教えてくれる。
手持ち無沙汰で「無料法律相談でもしてもらえますか。」と、気になってた事を聞いちゃえと、思っていたら、今日はあくまでもガイドの倉渕弁護士はツアーのルートしか気にならないらしく、「次の店行ってから、後で戻ってこようか。」と、既に歩き出している。


3軒め うなぎ 鳥料理 以志田
TEL03-3875-7907

ここは、つくねと馬刺しのうまい店。受験生の頃に1度先輩に連れてきてもらった事がある。もう1度来たいと思いつつ、10年以上も経つ。お店はまだあり、そしてお店の中も、外も当時のまま。懐かしい。
やっぱり、つくねと馬刺しを注文する。そして倉渕ガイドはそれしか注文してくれない。
馬刺しは冷たくて柔らかくて甘い。つくねはモチモチした口触り。うまい。


4軒め 釜めし むつみ
TEL03-3874-0600

釜めしとお惣菜のお店。
「釜めし食べちゃうと、後何も入らないから釜めしは止めて。ここはお惣菜がおいしいから、あとは何頼んでもいいよ。」倉渕ガイドからやっとお許しが出る。
さっきの恨みを晴らすべく、卵焼きに、海老しんじょうに、さつま揚げ、甘い煮豆、ブタの角煮、いかそうめん、ぎんなんを頼む。突き出しにおからが出る。
隣のお膳では、おばちゃんが二人、脇に置いた釜から釜めしをよそいながら、話し込んでいる。お膳の上には、お味噌汁にお漬物に、何かおかずがのっている。隣の家の食卓を覗いているようだ。
やっと腰を落ち着けて、熱燗を飲む。


5軒め さっき入れなかった 大多福

だいぶ夜も更けて、お店もさすがに空いてきてすぐに座れた。入り口からはカウンターくらいしか見えなかったが、中はものすごく広い。驚いた。
お膳の上には、ガス台がのっていて、その上に四角いおでん鍋をのせてくれる。
これだといつまでも熱いおでんが食べられる。汁もいっぱい飲める。
お好み2人前に、はんぺんと大根を入れてもらう。大根は煮込んであって、真っ黒だ。おいしい。が、お腹がいっぱいになっているのが悔しい。アルコール度9度というあっさりした冷酒がおいしい。


6軒め 浅草ビューホテル28階 Top Lounge BELBEDERE
東京都台東区西浅草3―17―1
TEL 03−3847−1111

新宿の副都心が霞んで見える。下町の夜景はおとなしい。
シンガポールスリングも、日本的な味がするような気がする。
同じ階の婦人用トイレからの夜景がきれい。


浅草、満喫しました。


FUJINOMIYUKI@msn.com

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